本葛でゆらぎを整える──プエラリンと更年期のメンタルケア

はじめに|パートナーにも、そっと教えてあげてください

今回は、どちらかというと女性向けのお話です。
けれど、これを読んでくださっているのが男性の方でしたら──
ぜひ、大切なパートナーにも教えて差し上げてくださいね。

年齢を重ねていくなかで、心や身体がゆらぎやすくなる時期があります。
とくに女性の場合、40代後半〜50代にかけて、ホルモンの大きな変化が訪れることで、
「なぜか不安になる」「氣分が沈みやすい」など、心の不調を感じる方も少なくありません。

そんな更年期の“こころの揺らぎ”を、やさしく支えてくれる植物──
それが、「本葛(ほんくず)」です。

「氣分の浮き沈み」「理由のない不安」…それは、ホルモンのサインかも

更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が大きくゆらぎます。
その変化が、自律神経のバランスや脳内の神経伝達物質にも影響を与えるため、
次のようなメンタル面の不調があらわれることがあります:

  • なんとなく落ち込む
  • イライラしやすい
  • 寝つきが悪い
  • 朝がつらく、氣力が出ない
  • 人と会うのが疲れる

これらは決して“氣の持ちよう”ではありません。
身体のなかで、ホルモンと神経のバランスが変化している、ごく自然な反応なのです。

本葛ってなに?──食材としてのやさしい力

「葛(くず)」は、日本でも古くから親しまれてきた植物で、
その根を乾燥・精製して作られたものが「本葛粉」です。

とろみをつける葛湯や葛餅などに使われ、
胃腸をあたため、身体をやさしく整える働きがあるとされています。

実はこの本葛に含まれる成分のひとつが、プエラリンという植物性の化合物。
このプエラリンこそが、現代では更年期サポートの成分として注目されているのです。

プエラリンの働き──植物からの「整えるメッセージ」

プエラリンは、大豆のイソフラボンと同じく「植物性エストロゲン」の一種。
女性ホルモンに似た働きを持ち、ホルモンの変化によるさまざまな不調をやわらげるとされています。

特に、次のような作用が期待されています:

  • 自律神経の安定
  • 不安感や氣分の浮き沈みの緩和
  • 睡眠の質をととのえる
  • イライラや焦燥感をやわらげる
  • 骨密度のサポートや循環改善

これらの作用により、更年期障害の症状軽減を目的とした研究でも注目されています。

どれくらい摂ればいいの?──葛湯として、やさしく続ける

プエラリンを摂取するためには、本葛粉を1日10〜20gほど摂るのが目安とされています。
ティースプーンにすると約2〜4杯程度。

おすすめは、朝や午後の時間帯に、葛湯として飲むこと。
消化に負担が少なく、じんわりと身体があたたまり、
“ほっとする時間”が自然と心にもゆとりを与えてくれます。

こんな方に、本葛をすすめたい

  • なんとなく氣持ちが不安定
  • 寝てもすっきりしない
  • 更年期のホルモンケアに、自然な方法を選びたい
  • 食事で整えたいけれど、サプリは不安
  • 心と身体の緊張を、やわらげたい

そんな方には、本葛がやさしい第一歩になるかもしれません。

カルサイネイザンとの相乗効果──「内臓から整える」視点も

私が日々RIU∞で提供しているカルサイネイザンは、
内臓からホルモンと神経のバランスをととのえる、深いケアです。

▶ カルサイネイザンとは?


副腎・腎臓・肝臓──
ホルモンの代謝やストレス応答に関わる臓器をやさしくゆるめることで、
身体が本来もっているリズムを思い出していくお手伝いをしています。

そこに本葛のような、内側からの整えが加わることで、
より深く、よりやさしく、心身のバランスをととのえていくことができます。

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取り入れるときの注意点

  • 「本葛100%」の表示があるものを選びましょう(混合品に注意)
  • 妊娠中・授乳中、ホルモン治療中の方は医師に相談を
  • 過剰摂取は避け、日々の食習慣の一部としてゆるやかに取り入れるのがおすすめです

心と身体を、あたためるように

更年期は、終わりや衰えではなく、新しい身体とのつきあいの始まりです。
本葛のような植物の力は、派手ではないけれど、
毎日の中で、少しずつ、心身に「整う感覚」を育ててくれる存在。

温かいものは、ホッとしますよね。
葛湯を飲む静かな時間が、
がんばりすぎていた心と身体をゆるめてくれますように。


植物のちからに魅せられた方はこちらもどうぞ
▶ 植物のちからで整える





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