「緊張していると勃たない」
「ひとりのときは大丈夫なのに、パートナーとのときはダメになる」
そんな声を、これまで何度も聞いてきました。
勃起とは、単なる性的興奮の結果ではありません。
実はその前に、“リラックスできているかどうか”がとても大切なのです。
身体が安心し、副交感神経が働きはじめたとき──
ようやく、性の機能は動き出します。
勃起は「リラックス反応」である
私たちの身体には、「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経がバランスをとりながら働いています。
交感神経は「戦うとき・頑張るとき」に働き、副交感神経は「休むとき・リラックスしているとき」に働く神経です。
実は、勃起はこのうちの副交感神経が優位なときに起こる反応です。
つまり──
「緊張しながら、頑張って勃たせよう」としても、
それは逆効果になってしまうのです。
副交感神経がうまく働いていないと、血管は収縮し、性器まわりの血流も滞ります。
その結果、勃起が起こらない、あるいは途中で中折れしてしまうことも。
「頑張ってもうまくいかない」という感覚は、
実は身体のしくみから見ても、とても自然なことなのです。
副交感神経を“ちゃんと働かせる”には
では、どうすれば副交感神経が働きやすくなるのでしょうか。
キーワードは、「身体をゆるめる」こと。
特に、次の3つの視点がとても重要です。
1. 呼吸を深める
緊張しているとき、人の呼吸は浅く、速くなります。
逆に、副交感神経が優位になると、自然と呼吸は深く、ゆっくりになります。
まずは、お腹をふくらませるような腹式呼吸を意識すること。
それだけで、神経のモードが「安心」に切り替わり、性の準備が整いはじめます。
2. お腹をやわらかく保つ
お腹、特に下腹部がカチカチに硬くなっていませんか?
その部分には、たくさんの神経や血管が集まっています。
内臓が緊張していると、副交感神経が働きにくくなり、性器への血流も妨げられます。
施術でも「お腹がやわらかくなっただけで性の調子が戻った」という声は少なくありません。
お腹のやわらかさは、リラックスのバロメーターです。
3. 「感じる力」を取り戻す
副交感神経が働くとき、身体は“快”を感じることができます。
性感が鈍い、反応が遅い、気持ちよくない──そういった違和感があるときは、
まずは感覚の土台である神経が、疲れているのかもしれません。
「ちゃんと感じられる身体」であること。
それは性機能にとって、実はとても大切な土台なのです。
カルサイネイザンで、副交感神経に働きかける
KARSAI RIU∞で行っている「カルサイネイザン」は、
副交感神経を活性化させるためのやさしい施術です。
性器まわり・鼠径部・会陰・腹部などに、
やさしく触れていくことで、身体の深部から緊張をゆるめていきます。
強く押すのではなく、
神経と血流の流れに沿って、身体が安心する感覚を取り戻していく──
それが、この施術の目的です。
副交感神経が働き出すと、血流が改善され、感覚も戻ってきます。
勃起力の変化、朝の勃ち戻り、性感の感度が上がったという声も多数いただいています。
▶ カルサイネイザンとは
▶ KARSAI RIU∞の3ステップケア「TOUCH・FEEL・HEAL」
“感じない身体”は、ちゃんと整えられる
「うまく勃たない」「感じられない」
そんな状態にあると、自分を責めてしまう方も少なくありません。
でも、それはあなたが悪いのではなく、
“身体がうまく休めていない”だけなのです。
副交感神経が整い、身体が安心して「感じられる」状態になれば、
性は自然と戻ってきます。
焦らずに。責めずに。
まずは、自分の身体を整えることから始めてみませんか?
KARSAI RIU∞では、性・心・身体にまつわるコラムをnoteでも発信しています。
施術だけでは伝えきれないことを、言葉でそっと届けています。
noteはこちら ▶ https://note.com/riukarsai
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