勃たないのは、“心”のせい?──心因性EDの正体と、整えるヒント

「パートナーを前にしても、勃たない──」
「一人では問題ないのに、誰かと関係を持とうとすると、うまくいかない──」

そんなお悩みを、これまで何百人もの男性からお聞きしてきました。

「心因性ED(心因性勃起障害)」という言葉が、最近少しずつ知られるようになってきましたが、それでも多くの方が「年齢のせいかな」「自分だけかもしれない」と、ひとりで不安を抱えています。

けれど、これはあなたのせいでも、氣合が足りないせいでもありません。
心と身体、そしてホルモンや神経系のバランスが崩れたとき──
性機能にも、そっとサインが表れるのです。

心因性EDとは──原因は「心」だけじゃない

心因性EDとは、身体的な異常(血管や神経の損傷など)が見当たらないにもかかわらず、勃起に問題が起こる状態のこと。

「緊張してしまう」
「過去の失敗経験が頭をよぎる」
「相手の目が気になる」
「プレッシャーを感じる」など、心理的な要因が関わっています。

でも実は、この“心”の部分は、自律神経やホルモンバランスとも深く関係しています。


自律神経の乱れが、勃起にブレーキをかける

緊張して交感神経が優位になると、血管が収縮し、下半身の血流が悪くなります。
勃起は血流によって起こる現象なので、身体がリラックスしていなければうまく機能しません。

さらに、睡眠不足やストレス 過労なども自律神経を乱し、日常の中で“オン”が切れなくなっている人が 近年とても増えています。

夜になっても脳が興奮状態にあり、身体のスイッチが「性」を感じ取る準備を整えられない──そんな状態に、知らないうちに陥っているのです。


「男性ホルモン=やる気ホルモン」が減っているかも?

もうひとつ見逃せないのが、テストステロンの低下です。
テストステロンは「性欲」「自信」「決断力」などを支えるホルモン。
40代以降、ゆるやかに減少していきますが、現代人はそのスピードが速くなっているともいわれています。

テストステロンの分泌には、運動・睡眠・ストレスの有無が深く関わっているため、「なんとなく気力が出ない」「身体が重い」と感じている方は、性欲にも影響が出やすいのです。

▶ そもそもテストステロンって?


心因性EDは、整えることで変わる

薬に頼らないとダメなのかな……と思われるかもしれません。
もちろん、そういった選択肢が助けになる場合もあります。
でも、心因性EDの場合、焦って外から「なんとかする」よりも、“内側”から調整することが、長い目で見ると再発の予防にもつながります。

では、どこから整えていけばいいのでしょうか?


まずは、呼吸を深めることから

心と身体のバランスを整える最もシンプルな方法が「深い呼吸」です。
呼吸が浅いままでは、副交感神経が働きにくく、リラックス状態になりません。緊張や不安に傾いたままでは、性的な感覚も鈍くなっていきます。

朝や寝る前に、静かにお腹に手を当てて、ゆっくり5秒ずつ吸って吐く練習をするだけでも、自律神経にとっては大きな変化になります。

▶ note記事 勃起と副交感神経 リラックスできたとき、身体は動き出す


骨盤まわりの緊張をほどく

座りっぱなしやストレスによって、骨盤まわりの筋肉は思っている以上に緊張しています。
筋肉がガチガチだと、血流や神経の伝達が滞りやすくなり、「感じる」「反応する」という自然な働きが鈍くなってしまうのです。

セルフケアとしては、股関節をやさしくストレッチしたり、湯船でお尻や腰まわりを温めたりするのがおすすめです。

もし、なかなか緩められない場合は、専門的なアプローチ(カルサイネイザンなど)で骨盤まわりの内臓や筋肉を調整することで、勃起力や性感が改善する方も少なくありません。

▶ カルサイネイザンとは?


“失敗”という記憶を、身体が覚えているから

心因性EDの厄介なところは、「うまくいかなかった」という経験そのものが、次の不安を生み、さらにうまくいかなくなる…という悪循環に陥りやすいこと。

脳と身体は繋がっていて、ネガティブな記憶は、筋肉や神経の動きにも影響を与えるからです。

だからこそ、「今度こそうまくやろう」と焦るよりも、“何もしない安心”を取り戻す時間がとても大切になります。

深い睡眠をとる、ひとりの時間を心地よく過ごす、プレッシャーのない身体との関係を築く──
こういった、小さなリセットの積み重ねが、“勃起できる身体”を少しずつ取り戻してくれるのです。


性は、自分を取り戻すバロメーター

性の不調は、とても繊細で、誰にも話しにくいもの。
でも、だからこそ──
「性に違和感を持ったとき」は、自分の身体が何かを伝えてくれているときです。

・がんばりすぎていないか?
・緊張をずっと抱えていないか?
・本当は、休みたいのに我慢していないか?

そんな問いかけの先に、「もう一度、自分を信じられる身体」が待っているかもしれません。



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