性欲が落ちるのは、自律神経のせいかもしれない──男の身体に起きていること

■ はじめに:男の「性欲が湧かない」に、理由はある

「なんとなく性欲がわかない」
「興奮しにくくなった」
「パートナーに誘われても、氣持ちが乗らない」
──そんな自分に、ふと氣づく瞬間がある。

年齢のせいかと思っていたけれど、まだ40代。
心では欲しいと思っているのに、身体がついてこない。
もしくは、仕事ではバリバリに集中できるのに、「性のこと」になると“空っぽ”になるような感覚。

これは、決してあなただけの問題ではありません。
最近、男性のあいだで「性欲がわかない」「朝の元気がない」「自信がなくなる」という声が増えています。

見過ごされがちな原因──それが、「自律神経の乱れ」です。


■ 自律神経と性欲──意外な関係

自律神経とは、私たちの意思とは関係なく身体の働きを調整してくれている神経系。
交感神経(活動モード)と、副交感神経(リラックスモード)の2つからなります。

実は、性欲・勃起・射精などの性機能の多くは「副交感神経」が優位に働いているときにスムーズになります。
逆に、交感神経が常に優位だと、身体は「戦闘モード」になり、性機能は抑えられる方向に働いてしまいます。

たとえば、仕事のストレスが強い日や、イライラしているときに性欲が湧かないのは、身体が緊張状態にあるからです。

▶ note記事 勃起と副交感神経 リラックスできたとき、身体は動き出す


■ 副交感神経が働かないと、性機能はどうなる?

性欲の低下は、ただ“氣分の問題”ではありません。
副交感神経が十分に働かないと、そもそも勃起が起こりにくくなります。
これは生理的な反応です。

また、性的な興奮や快感も、副交感神経がうまく働いてこそ感じられるもの。
リラックスできていない状態では、感覚そのものが鈍くなったり、氣持ちよさを感じにくくなったりします。

「朝勃ちがなくなった」
「性欲が減った」
──それは、身体がきちんと休めておらず、夜になっても副交感神経に切り替わっていないサインかもしれません。


■ 性欲が落ちる生活習慣チェック

以下の項目に、思い当たるものはありますか?

  • 夜遅くまでスマホやパソコンを見ている
  • 朝はギリギリまで寝て、バタバタ出勤
  • カフェインやエナジードリンクが手放せない
  • 湯船には浸からず、シャワーだけで済ませている
  • 常に何かに追われている感覚がある

これらはすべて、自律神経の切り替えを妨げ、性欲を“眠らせる”要因です。


■ “性欲の土台”は、自律神経のリズムにある

ホルモンや年齢の問題と考えがちな性欲の低下ですが、根本には「自律神経のアンバランス」が潜んでいることも少なくありません。

薬やサプリで一時的に性欲を高めようとしても、自律神経が整っていなければ、効果は限定的。
むしろ、交感神経が優位なままでは、身体は無理をしている状態になってしまいます。

だからこそ大切なのは、「緊張モードから、リラックスモードへ切り替える力」を取り戻すこと。


■ 自律神経を整えるには──内臓へのアプローチ

実は、自律神経は脳とだけでなく「内臓」とも密接につながっています。
とくに腸や肝臓、腎臓まわりの臓器がこわばっていると、自律神経の働きも鈍くなってしまうのです。

KARSAI RIU∞で行っている「カルサイネイザン」は、腹部や鼠径部・股関節まわりを緩めることで、自律神経のバランスを整える施術。
リラックスしながら、自分の身体に触れていくことで、男性機能や性欲の変化につながる方も少なくありません。

▶ カルサイネイザンとは?

■ まとめ:性欲を取り戻す鍵は、“感じられる身体”

「性欲がない」ことは、決して恥ではありません。
それは、あなたの身体が「もう限界だよ」と教えてくれているサインかもしれないのです。

交感神経に偏りすぎた毎日を、“副交感神経が働ける夜”に変えていく。
その先にあるのは、無理やり奮い立たせるような性ではなく、「自然と湧いてくる性欲」と「感じられる身体」。

その一歩として、内臓と自律神経に向き合う時間を、ぜひ取り入れてみてください。




もっと詳しく、自律神経と性欲のつながりを知りたい方へ──
noteでは、もう少し“感覚”に寄り添った視点から、
「性欲の低下と、自律神経の関係」について綴っています。
▶︎ 性欲が湧かない──その違和感は、自律神経のサインかも


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